キ モ ダ メ シ ⑤

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2010年06月18日(金)

キ　モ　ダ　メ　シ　⑤

こんにちは。

ホームメイト越谷店のムコ殿です。

今日もモリモリ営業中！

今回で「キモダメシ」も第５話。
今までの話→　①　　　②　　　③　　　④

折角ブログを見て頂いている方に大変失礼ですが、一行一行スクロールしていって下さいね。

そのほうがオモシロイデスカラ。。。

あ、それと前回の「コツメ」の意味深なコメントですが、大丈夫ですよ☆
安心してご覧下さいまし。
（たぶん・・・）

さあそれではアノ場所に向かいます。。。

・・・

・・・・・・

「俺は後ろでいいわ。。」

ムコ殿は基本ビビリ。出来れば部屋で待っていたかった。

しかしＮの部屋で1人でいる方がよほど怖く、ソノ場所に向かうことにしたのだった。

ブルッ！　「うう・・」

「ソコニヒトガイタカラ。。。」

Ｙの言葉を思い出し身が震える。

Ｎの家からソノ場所はホント目と鼻の先。

Ｎの部屋からも見える程だ。

20時30分、けして「夜中」という時間ではないが、ソノ場所へと続く道は車1台すら通らない。

外灯もない。まわりは畑・田んぼ・田んぼ・・・

何もない。所謂「ド田舎」。

静寂な空間。

「ああ、ウチニカエリタイ・・・」そんなムコ殿の心のささやきさえも聞こえてしまいそうな。。。

・・・

そして間もなく、ソノ場所に到着。

Ｙがナニカを目撃した場所。　「噂」の場所。

ソノ建物は木造平屋建て、青いトタン葺。いや、たぶん青だったというべきか。

窓もあちこち割れており、どの角度から誰が見ても「不気味」。

1週３０メートル位の運動場・ブランコなどの遊具も数点あった。

「まー後ろ付いてきてよ。」

恐怖など微塵にも感じてないような、まるで「おはよう」と朝、学校で挨拶をする時と何ら変わらない表情でＮは言う。

しかしそれがなんとも心強く感じた。

そしていよいよ「潜入」。

運動場に足を入れる。

・・・気のせいに決まっているのだが、そこは「空気」がまるで違って感じた。

「重力が違う」そんな感じ。

冷たいやな風がさらにソノ感覚を感じさせる。

！

・・・

・・・・・・　「気のせいか。。。」

なぜか「ジャングルジム」が気になった。「上からダレカが見ている。」そんな感じがしたのだ。

ナニモナイ・ダイジョウブ・ナニモナイ・ダイジョウブ・ナニモナイ・ダイジョウブ・・・

馬鹿みたいだがムコ殿は真剣に呪文の様にその言葉を心の中で唱えていた。

Ｎは運動場を越えその先の建物入り口に向かっていた。

そして入り口付近にてふとムコ殿がいる方に目を向ける。

と　その時！

！！！！！

瞬時に踵を返したＮはムコ殿達の方に疾走。

「ああああああああ。やばい。やばい!!!!!！！！」

「ヤバイィィ!!!！！！早く！早くココから離れてェェェ
！！！！！！」

Ｎが叫ぶ。というよりそれは悲鳴に近かった。

！！！？？？

イッタイナニガ・・・

ムコ殿には何も見えない。ソレラシキモノは。。。。

ただＮの表情でソレが尋常でない事は位はすぐに理解できた。

そして心から恐怖を感じたとき人は動けなくなる。ソレは本当だと気付いた。

動かない足。Ｎの絶叫。かつて感じたことのない感覚がムコ殿を支配した。。。

・・・

つづく。