キ モ ダ メ シ ③

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2010年06月13日(日)

キ　モ　ダ　メ　シ　③

こんにちは。

ホームメイト越谷店のムコ殿です。

今日もモリモリ営業中！

今回も夏を先取り納涼企画！　「キモダメシ」
１章　→ココ２章　→ココ
「キモダメシ」軽い遊びのはずだった。。。

・・・

・・・・・・・

１９：２０

ムコ殿は外にいた。

・・・「小」をする為。

Ｎの部屋は車庫の２階にあり、トイレに行くには一度建物を出て外にあるトイレに行かなければならないのだ。

「ふー。」

外は１０月の夜、風が少し肌寒い。

用を足し部屋に戻ろうとした時、遠くから１点の光が近づく。

「Ｙが戻ってきたかな？」

と思ったその時、その光が道から逸れ消えた。。。

！！！？

Yの原チャリが転倒したのだ。

「おい！Ｙ事故ってんぞ！！！」

慌てて１階の車庫から２階に居る仲間に向かって叫び事故現場に走る。

・・・しかしおかしい。

Ｙが走っていた道は「直線」。

何故道を逸れ事故ったのか？

「はあはあ。。」

幸いにもＹが事故った場所は稲刈りの終わった田んぼ。

ムコ殿たちが現地に付く頃Ｙはすでに原チャリを起こし立ち上がっていた。

月明かりに照らされたＹは泥だらけ。しかし怪我は無い様だ。

「くそ、まいったな。」とＹ。

「まいった」などと言ってられるだけ良いだろう。

「何でこんな直線でコケんのよ？運転へたくそだなー。」

笑いながらＷが声を掛ける。

「いや、だって・・・」ちょっと戸惑った様子のＹ。

「・・・だって、そこにヒトガイタカラ。」

？？？

「ヒト？」

そんな筈が無い。

なぜならムコ殿は外にいて事故を目撃していた。

事故現場からＮの自宅は約１００メートル位の場所。

すぐに駆けつけたので３０秒位だろう。

道も一本道。人がいればすれ違うし、人影すら見ていない。

暗いから見えなかった？

いや、そもそも人がいたとするならば目の前で事故があれば助けるだろう。

「おいおい、おかしくなっちまったのか？」

Ｗが茶化し、みんなが笑う。

「確かに居たんだよ。ソコニヒトガ！」Ｙはなお言い張る。

そしてその事故現場・・・

そう、その場所こそキモダメシをしようとしている場所。

「古びた幼稚園の隣だった。。。」

そしてコレは警告だったのかもしれない。

外は１０月の夜、風がスコシハダザムイ・・・

・・・・・

つづく。